単身赴任すべきか迷ったとき検討すべきこと３選

転勤の辞令を言い渡された際、真っ先に考えるのは単身赴任か家族を連れて転勤すべきかですよね。

この記事では単身赴任を検討する際のポイントを説明しています。

今後の転勤について

転勤は仕事上の不可避な要素であり、その頻度や期間は生活に大きな影響を与えます。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によりますと、多くの場合、新卒で入社してから定年までの国内転勤回数は1〜2回が最も多い傾向にあります。
また、赴任期間についても3年や5年など、一定の期間での転勤が一般的です。

将来、住居の変更が伴う転勤が頻繁にあるのか、それとも長期間にわたるものなのか、などを確認するために、周囲の同僚に話を聞いてみるのも一つの手です。

例えば、転勤が１年ほどで終わる見込みであれば、単身赴任は必要ないと判断される方が多いと思います。
また、人事の動向を注意深く観察し、自分のポジションが今後何度も転勤する可能性があるかどうかを判断することも重要です。

これらの情報を元に、単身赴任の必要性についてある程度の方向性を見出すことができます。
私の場合は、事業所の廃止が転勤の理由だったので転勤回数は１回で済みますが一生戻ってくることはできない状況でしたので、そのまま働いていたら家族全員引越しをしていたと思います。

家族の生活環境の変化

単身赴任をする場合、家族の生活環境への変化も考えなければなりません。

例えば、小さな子供がいる場合、単身赴任を選択すると育児や家事を一人でこなす負担が増えます。
夜間の子供の世話や学校行事への参加など、普段は家族と協力して行っていたことが一人で行われることになります。

また、家族と過ごす時間が確実に少なくなります。
私は近距離での単身赴任でしたので週末に家族のもとに帰っていましたがそれでも単純計算で1年間に250日ほどは家族と過ごす日が少なくなってしまいました。

家族とのコミュニケーションを大切にするためには、限られた時間を有効活用する必要があり、帰省した際の家族で旅行やショッピングの計画を立てたり、ビデオ通話を活用して日常の出来事を共有するなどの工夫が必要です。

金銭面の変化

単身赴任に伴う生活費は、通常の生活費よりも高くなります。例えば、単身赴任先の住居費や食費、交通費などの追加費用が生じます。
さらに、家族と会うために、帰省費も必要になります。

これらの費用を考慮すると、単身赴任先での生活費はかなりの額になる場合があります。

家族と離れて暮すことを我慢して、単身赴任をしているのに経済的な負担まで大きくなると、単身赴任生活がとても虚しいものに感じてしまいます。

まとめ

単身赴任をするか決める際、家族構成や今後の転勤回数や赴任先での生活が何年続くか等、様々な条件があるため正解は一つではありませんが、私は人生の優先順位を決めることがとても重要だと考えます。

当時の私は、家族の生活基盤が確立されていたため、家族全員での引っ越しはせず単身赴任を選択しました。

週末は家族と会えるし、生活費についても転職により年収アップが見込めたのでなんとかなるだろうと考えました。

最終的には、子供が通っていた小学校での生活に馴染めない、私が新しい会社での生活に慣れてきたこともあり家族が私の元へ引っ越してきて単身赴任生活は３年で終えることになりましたが、当時の判断は間違っていなかったと考えています。

この記事を読んでくださった皆様も家族との関係や将来の転勤計画を十分に考慮し、自分にとって最善の選択をして頂ければと思います。